SCSKは6月25日、Microsoft Azureで動作する、RADIUS・CA・DHCPアプライアンスサーバ「RADIUS GUARD S」のAzure対応版を7月1日から販売開始すると発表した。価格は税別で59万円(200ライセンス)、初年度に20社以上への販売を目指す。

RADIUS GUARD Sは認証・DHCPアプライアンスサーバとして有線LAN・無線LAN・VPNと認証連携し、不正接続対策に必須なユーザー・デバイスごとのアクセスを制御し、働き方改革などで進むオフィスの無線LAN環境や新型コロナウイルス感染防止対策として広がるテレワーク環境の不正接続を防止する認証環境の構築、セキュリティの強化が可能。また、1台で複数のサービスを提供することにより、保守運用の負担とコストを低減するという。

これまでハードウェア版、バーチャルアプライアンス版を販売し、4月からクラウドサービス向けの販売も開始している。主な特徴としてRADIUS機能、LDAP機能、CA(証明書)機能、DHCP機能を1台に搭載した専用アプライアンスであり、Web/IEEE802.1X認証に対応し、外部LDAP/Active Directory連携やRADIUSプロキシ連携に対応にも対応。

また、証明書発行機能(CA機能)をサポートし、スマートデバイスの証明書も発行可能なことに加え、ユーザー自身による利用ID・端末・証明書申請、管理者による審査(許可/却下)、MACアドレス自動登録も可能。さらに、ユーザーへのパスワード有効期限通知、未使用アカウントの自動削除、一括アカウント申請&発行などができ、冗長構成に対応、既存資産管理システムとの自動連係対応のほか、MACアドレス自動収集、最大20万アカウント(ID、MACアドレス、証明書)まで拡張を可能としている。