Slackは6月25日、同社の公式ブログで、複数の組織とのコミュニケーションを実現する有料プランSlackの新機能、Slackコネクトを発表した。最大20の組織でひとつのSlackチャンネルを共有でき、サプライチェーン全体、子会社、同業者など、より多くの社外エコシステムをSlackに取り込むことが可能になる。

Slackコネクトは、データの損失防止、データ保持、eDiscovery など、Slackのエンタープライズグレードのセキュリティ機能とコンプライアンス基準をすべて備えており、Amazon Web Services 経由でEnterprise Key Managementも提供しているため、組織はデータとその閲覧者を管理することが可能だという。

また、顧客、ベンダー、パートナーが1か所にまとまり、リアルタイムでやり取りすることで、業務のワークフローが迅速になり面倒なタスクを合理化できる。例えば、Slackコネクトと今後リリース予定であるOutlookおよびGoogleカレンダーを連携させれば、組織をまたいだ会議の設定も可能としている。

さらに、プロジェクトや関係性が広がるなかで、各組織は新しいメンバーを追加したり、過去の会話やファイル、話の流れを確認したりすることで、メンバー全員が同じ認識をもつことができるとのこと。

同社は現在、slackコネクトの提供を無料プランのユーザー向けには実施していないが、検討はしているとのことだ。