ソースネクスト株式会社は6月23日、栃木県足利市立の小学校、中学校で、同社のAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」が同日より導入されることを発表した。
栃木県が発表した「栃木県外国人住民数現況調査結果」によると、2019年の足利市の外国人住民数は4,886人と過去最多を記録しており、在留外国人数の増加にともない今後、ますます外国人児童生徒の受入増加が見込まれているという。
同製品は、互いの言葉を話せない人同士が自国語のままで対話できるAI通訳機。55言語を音声・テキストに翻訳し、20言語をテキストのみに翻訳できる。クラウド上のエンジンとAIを使うことで、長い文章も訳すことができるという。
同市は、外国人児童生徒やその保護者とのコミュニケーションの向上、学校からのお便り作成の補助ツールとして、同製品を36台導入した。これにより、日本語に慣れていない児童生徒が母語で自身の考えを伝えられるようになり、効率的な学習につながる。
同社は今後、多くの自治体や企業様に同製品の提供を拡大する方針だ。