STAYERホールディングスは6月23日、手のひらをかざして2秒で発熱スクリーニング(※1)を行う、据置・非接触型の「手のひら発熱スクリーニング オートジェルディスペンサー付」の販売を2020年7月中旬に開始すると発表した。オープン価格での提供を予定している。
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、据置での非接触型発熱スクリーニング機器の導入が教育機関・オフィスビル・商業施設などで始まっている。現在では手動で額に機器を近づけて測定を行うタイプや顔認識の技術を使った発熱者スクリーニングが一般的だ。
(※1)ターゲットとなる集団に対して実施する共通検査によって、目標疾患の罹患を疑われる対象者あるいは発症が予測される対象者をその集団の中から選別すること
同製品は、使用者が前屈みになることなく、搭載している高精度の赤外線センサーへ手のひらを2秒間かざすだけでスクリーニングを行うことができる。そのため、ヒトの顔が機器本体へ近づく必要がなく衛生的で、無人測定が可能なため人員の必要がないという利点が挙げられる。
また、指定の枠内へ顔を収める必要がなく、測定の回転率を上げられることや、商業施設や宿泊施設といったパブリックスペースにおける顧客のプライバシーへの配慮もできる。
さらに、手洗い用アルコールジェルを入れられるオートディスペンサーを下部に搭載しており、スクリーニングと手指のクリーニングどちらも本体に触れることなく、一連の動作にて行うことが可能だという。