青山商事は6月22日、ネットとリアルの融合システム「デジタル・ラボ」を、「洋服の青山」のリンクスウメダ店、心斎橋店、京都河原町店、三宮店の4店舗に導入することを発表した、6月24日から順次運用を開始する。
「デジタル・ラボ」は、ネットの豊富な在庫数とリアル店舗の接客サービスの両メリットを最大限に生かしたシステム。導入店の店内には同店のECサイトと連動するタッチパネル式の大型サイネージやタブレ ット端末を複数設置し、来店客はこれらを使ってECサイト上にある約1,000万点以上の在庫から好みの商品を選ぶことができるという。
同社のECサイトは店在庫とも連動しており、デジタル・ラボ導入店では洋服の青山の全795店舗にあるすべての在庫を確認できるということだ。
また、利用者は店在庫をゲージ見本として試着や採寸を行うため、実際の商品の色柄や着心地などを確認した上で購入可能。商品は自宅に配送となるため、後日店に商品を引き取りに行く手間が不要だという。
現在、デジタル・ラボは主に都市部の売場面積100坪未満の狭小店を中心に導入しており、関西エリアへの導入は今回が初めてだという。今回新たに4店舗が導入することで、導入店舗数は洋服の青山で31店舗になるということだ。