Google、Chrome OSでVPを務めるJohn Solomon氏は6月17日(米国時間)、「The remote work revolution—and how Chromebooks and Chrome OS help|Google Cloud Blog」において今後数カ月の間にChromebookでMicrosoft Officeといったレガシーなデスクトップアプリケーションのサポートを追加すると発表した。Parallelsと協力することで実現すると説明している。
Parallelsは「Parallels on Chrome OS」において同様の内容を伝えている。同社が伝えている主な内容は次のとおり。
- ParallelsとGoogleは提携し、2020年秋にはChrome Enterpriseのユーザーに対してMicrosoft Officeを含むWindowsアプリケーションを実行するためのフル機能を提供する
- 追加のハードウェアコストは必要なし
具体的にどのような形でChrome OSに対してWindowsアプリケーションのサポート機能を導入するのかについて説明されていないが、Parallelsと提携することから、すでにParallelsが提供しているサービスをChrome OSに統合する形でWindowsアプリケーションの実行機能を提供する可能性が高いと見られる。
新型コロナウイルス対策としてテレワークを導入する企業が増えた。クラウドベースで機能を提供しているChrome OSはこうしたテレワークと相性がよいとGoogleは指摘している。Googleとしては、Chrome OSでWindowsアプリケーションをサポートすることで、より多くのユーザーがChrome OSを使うようになることを狙っていると見られる。