米SAS Instituteは6月17日、AIプラットフォームの最新版「SAS Viya 4」を2020年後半に提供開始すると発表した。最新版は、10億ドルのAI投資の成果だという。
SAS Viya 4は、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)プロセスを採用しているため、ユーザーは最新の製品イノベーションが提供されたら即座に利用でき、顧客独自の変更管理スケジュールにアップデートを組み込むことが可能。Kubernetesによってオーケストレーションが行われるコンテナベースのアーキテクチャは、Microsoft Azure、Google、AWS、OpenShiftといった異なるクラウド環境にわたる移植性をもたらす。
また、モデルのデプロイをより簡単にすることで、アナリティクスの「ラストマイル」を克服できるよう支援するとともに、あらゆる分析モデルのパフォーマンスを一元的に管理できるようにする。
そのほか、SAS Viya 4はすべてのオープンソース/SASモデル、リネージ、テンプレートの管理を一元化し、すべてのモデリング活動にわたって完全な可視性と制御を実現する。