阪神電気鉄道(以下、阪神電鉄)と神戸市、Nature Innovation Groupの3者は15日、神戸市内の阪神線の駅や市役所などで傘をシェアするサービス「アイカサ」を開始したことを発表した。
阪神電鉄の管理する39駅(阪神本線・阪神なんば線:34駅、神戸高速線:5駅)の改札口外の49カ所ほか神戸市内の市役所、地下鉄駅、ポートライナー駅、六甲ライナー駅など合わせて90カ所に合計2,000本の傘が設置される。Nature Innovation Groupが運営の傘シェアリングサービス「アイカサ」を通じて、突然の雨にもそれぞれの場所でスマホで傘をレンタルし、好きな場所に返却できる。
24時間の利用で70円と一般的なビニール傘購入より安価に利用でき、使い放題プランでは月額280円、同時に2本までレンタル可能だ。現在、「環境との調和と持続可能な社会」を目指しグループでの取り組みを実践する大阪ガスの協力で、7月31日まで無料利用できる「利用料金0円キャンペーン」も実施する。
今年2月17日に締結された「シェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業に関する三者連携協定」の一環として実証実験を行い、サービスの運用開始へといたっている。