東京エレクトロン デバイス(TED)は6月16日、工場設備の状態監視を容易に実現するAIを活用した予知保全プラットフォーム「CX-D」を開発したことを発表した。同日から販売を開始する。

  • CX-Dシステム構成例

    CX-Dシステム構成例

CX-Dは、予知保全に必要な機能をシステムとしてひとつにまとめ、工場現場で設備状態の監視を容易に実現する予知保全プラットフォーム。

工場設備からのデータの収集、可視化、変化監視、状態診断、通知等を行うための汎用的な機能や仕組みを実装しているため、企業の開発やシステム構築の負担を削減し、自社で素早く工場内で完結したシステムを導入し運用することができるという。

CX-Dは通常の稼働状態を学習し、工場設備の稼動状態の変化を警告指数としてとらえて検知するAI技術を標準実装。工場設備の最適な閾値での変化監視と、TEDが提供している判別モデル自動生成マシン「CX-M」で生成した分類モデル、多値モデルを使った状態診断により、さらに精度の高い予知保全が可能になるということだ。