NTTグループでデジタル地図や空中写真など空間情報コンテンツの提供を行うNTT空間情報は15日、同社が提供する高精度デジタル地図「GEOSPACE(ジオスペース)電子地図」の2020年春版のリリースを行った。
「GEOSPACE 電子地図」は、都市計画図、森林基本図、林野図など公共測量成果物をベースに整備され、カバーエリアは離島を含む約38万kmにも及ぶ日本国土全域を網羅した電子地図。印刷や画面コピーの利用許諾が標準ライセンスに含まれるため、追加費用なしに自治体への提出書類等に活用できる。2020年春版は、住所情報を建物の属性データとして登録。2020年4月版の供用開始分を含む最新の情報を更新、反映している。
サービスプランは、基礎地図情報と丁目までの住所情報が付いたベーシックプランと更に番地情報までの住所情報と主要目標物、建築物住所情報を備えたスタンダードプランがある。地図はベクトル形式のShapefileでの提供となり、費用はベーシックプランが売切り価格で、1端末1市町村で100,000円(以下、税別)から。スタンダードプランは売切り価格で、1端末1市町村150,000円からとなっている。上記サービスとは別にクラウド環境で利用できる「GEOSPACE CDS」も存在している。こちらは一端末で全国が閲覧可能で、年間利用価格が100,000円からとなっている。