Vivaldi Technologiesは6月11日(米国時間)、「Vivaldi introduces a full-page Notes Manager and configurable menus to its browser for computers」において、WebブラウザVivaldiの最新版となる「Vivaldi 3.1」の公開を伝えた。Windows版、macOS版、Linux版が公開されている。
このバージョンでは、ノート機能が拡張されたほか、パフォーマンスの向上も行われている。そしてなんと言っても、ついにメニューもカスタマイズ可能になった点が注目される。
現在の主要ブラウザは、UI/UXをシンプル化させる方向で開発が進んでいる。UIはある程度カスタマイズすることができ、拡張機能を使えば大掛かりな変更も可能だ。しかし、メニューに関しては固定化されていることがほとんどで、ここをカスタマイズ可能にしているブラウザはあまり見かけない。
しかし、Vivaldi 3.1ではこのメニューもカスタマイズ可能になった。設定ダイアログの「外観」にメニューの編集エリアが追加されており、メニューの削除や追加が自由に行えるようになった。この機能を使えば、[Vivaldi]メニュー下によく使う項目だけ配置しておくといったカスタマイズが行える。変更したメニューはデフォルトの状態にリセットすることができるので、試してみる分には特に問題がない。
Vivaldiは主要ブラウザが進むUI/UXの方向性とは異なり、ユーザーに対して可能な限りのカスタマイズ性を提供することを目指している。現時点で、他の主要ブラウザが提供していない機能やカスタマイズ性を持つなど、独自の特徴を持っている。