NTTデータ東北と東邦情報システムは6月12日、福島県、福島市、郡山市に対し、NTTデータが提供する預貯金等照会業務の電子化サービス「pipitLINQ」の本格運用を、本年4月から開始したことを発表した。
pipitLINQは、預貯金等の照会業務をオンライン化する、行政機関と金融機関をつなぐ全国統一型のサービス。行政機関と金融機関の双方がpipitLINQを導入することで、導入機関間で電子データによる預貯金等照会が可能だという。
福島県、福島市、郡山市は、預貯金等照会業務の電子化に向けて、2019年度下半期から段階的に同サービスの試行運用を行っており、効果の確認や業務ルールの整備等の目途がたったことから、4月より本格運用を開始したという。
預貯金等の照会先である金融機関については、福島県においては東邦銀行、福島銀行、大東銀行が同サービスに参加しており、その他の金融機関についても今後、順次拡大を見込んでいるとしている。
NTTデータ東北は、東北6県の行政機関へpipitLINQを販売を行う。東邦情報システムは、NTTデータ東北の販売代理店として福島県エリアの行政機関にpipitLINQを販売する。