凸版印刷は6月11日、工場やショールーム、博物館、美術館などの施設見学における、臨場感のあるコンテンツを制作・配信する「オンライン施設見学ソリューション」を、同日より提供開始したことを発表した。

  • 学ルートや施設外観などを組み合わせ、臨場感のあるコンテンツを制作・配信する「オンライン施設見学ソリューション」 (c) Toppan Printing Co., Ltd.

    見学ルートや施設外観などを組み合わせ、臨場感のあるコンテンツを制作・配信する「オンライン施設見学ソリューション」(c) Toppan Printing Co., Ltd.

これは、施設が持つ映像や写真などのコンテンツや撮影素材を活用した映像制作と、Web会議システムによる配信が連携し、遠隔の施設と利用者をつないでオンラインでありながらも臨場感のある施設見学を実現するものだ。

既存の見学用コンテンツやオンライン配信に適した映像の企画・制作、ライブ映像の配信などを組み合わせた映像コンテンツとWeb会議システムによる配信手法を活用し、遠隔の施設と利用者を繋ぎ現地に足を運ぶことなく臨場感のあるコミュニケーションを実現するとしている。

通常の見学ルートで見ることができない場所の紹介や、現地に行かなければ感じることが難しい匂いや音などを分かりやすく伝える企画構成を行うなど、オンラインに適した紹介手法を実現するという。

また、顧客が既に保有する施設の映像コンテンツの活用はもちろん、オンラインに適した映像コンテンツの新撮や現地の臨場感を伝えるためのライブ中継など、配信会場の設備や企画内容に合わせて最適な構成を提案。制作した映像はWeb会議システムと連携して配信し、利用者からの質問をチャットで受け付けるなど、主催者と参加者が相互にコミュニケーションを図ることができる機会を実現するということだ。

参考価格は70万円〜。実施1回(30分~)、既存映像コンテンツ活用、少人数による撮影(配信映像の事後編集は含まず)