Ubieは6月10日、全国の医療機関向けにパブリッククラウド上で提供するAI問診システム「AI問診Ubie(ユビー)」に対し、NTT東日本、NTT西日本が提供するIPv6閉域網サービス「フレッツ・VPN プライオ」を利用した閉域VPNプランを追加したことを発表した。
今回、インターネット経由で接続していたAI問診システムにIPv6を活用した閉域VPNプランを利用することで、インターネットを介さず医療機関が求める高いレベルでのセキュリティを保ち、遅延の少ない安定したサービスが提供可能になったという。
受付時の問診をデジタル化するとともに、およそ5万件の論文データベースを基に開発されたAIが参考病名を表示・電子カルテ記入を補助することで、医療現場での働き方改革・生産性向上につながるとしている。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、5月11日より、AI問診システムに新型コロナウイルスの院内感染対策をサポートする「COVID-19トリアージ」支援システムを拡張。スマートフォンやPCを用いた自宅での事前問診にも対応したということだ。
各社の役割は、UbieがAI問診Ubieの提供。NTT東日本がフレッツ・VPN プライオ、フレッツ 光ネクスト、クラウドゲートウェイ クロスコネクトの提供、およびICTソリューションの構築・運用実績ノウハウを生かしたサービス検討。NTT西日本がフレッツ・VPN プライオ、フレッツ 光ネクスト、クラウド クロス コネクトの提供、およびICTソリューションの構築・運用実績ノウハウを生かしたサービス検討。