バッファローは6月4日、「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax、以下11ax)」に対応するWi-Fiルータのハイパフォーマンスモデル「WXR-5700AX7S」、プレミアムモデル「WSR-5400AX6シリーズ」、エントリーモデル「WSR-1800AX4シリーズ」の3モデルを順次発売すると発表した。WSR-5400AX6シリーズとWSR-1800AX4シリーズは7月上旬、WXR-5700AX7Sは8月下旬からそれぞれ販売を開始する。

  • Wi-Fi 6に対応した3モデルを発売

    Wi-Fi 6に対応した3モデルを発売

同社ではWi-Fiブランド「AirStation(エアステーション)」を2000年から展開しており、2019年に家庭用商品として「Wi-Fi CERTIFIED 6」取得モデル「WXR-5950AX12」を発売。

最新規格であるWi-Fi 6(11ax)は通信速度の向上に加え、帯域を分割し複数端末同時通信で高速化・低遅延を実現する「OFDMA」や、空間を多重化し複数端末と同時通信することで高速化する「MU-MIMO」など、複数台の機器を同時に安定的に利用できる技術が採用されているという。

そして現在では、国内市場においてWi-Fi 6(11ax)に対応するパソコン・タブレットは11社から計24シリーズ、スマートフォンは8社から計11シリーズ登場しており、家庭内Wi-Fiの新スタンダードとして普及すると期待されている。

そこで今回、販売中のハイエンドモデル「WXR-5950AX12」に加え、利用シーンに応じた3モデルを発売する。

WXR-5700AX7SのWi-Fi仕様は、5GHzで4ストリーム 最大4803Mbps(理論値)、2.4GHzで3ストリーム 最大860Mbps(理論値)、有線LAN仕様はINTERNETポートが最大10Gbps×1、LANポートが最大1Gbps ×4、特定方向に電波を強化できる3軸回転外付けダイポールアンテナを搭載し、動画やゲームに強い10Gポート搭載し、ワイドバンド5GHz 160MHzに対応し、市場想定価格は2万8000円前後。

  • 「WXR-5700AX7S」

    「WXR-5700AX7S」

WSR-5400AX6シリーズはシャンパンゴールド、マットブラックの2色を用意し、Wi-Fi仕様は、5GHzで4ストリーム 最大4803Mbps(理論値)、2.4GHzで2ストリーム 最大573Mbps(理論値)、有線LAN仕様がINTERNETポートが最大1Gbps ×1、LANポートが最大1Gbps ×4、ワイドバンド5GHz 160MHzに対応しており、市場想定価格は1万6500円前後となる。

  • 「WSR-5400AX6シリーズ」

    「WSR-5400AX6シリーズ」

WSR-1800AX4シリーズはホワイト、ブラックの2色を揃え、Wi-Fi仕様は、5GHzで2ストリーム 最大1201Mbps(理論値)、2.4GHzで2ストリーム 最大573Mbps(理論値)、有線LAN仕様がINTERNETポートで最大1Gbps ×1、LANポートで最大1Gbps ×4、内蔵アンテナ筐体、Wi-Fi 6対応スマホに適したエントリーモデル。市場想定価格は9000円前後。

  • 「WSR-1800AX4シリーズ」

    「WSR-1800AX4シリーズ」