大日本印刷(以下、DNP)は2日、可動式ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」を運営するTrimと資本業務提携を行ったことを発表した。

「mamaro」は、商業施設などに設置可能な可動式、完全個室型のベビーケアルーム。幅180cm×奥行90cm×高さ200cmのコンパクトな鍵付きの個室には商業施設等の案内や子育てに関する商品やサービスの情報を配信するデジタルサイネージが配置されている。授乳室・おむつ交換台無料検索地図アプリ「Baby map」も利用可能で、連動して「mamaro」の設置場所や空き状況を確認できる。

  • 「mamaro」の商業施設内での利用イメージ。画像左が宮城県イオンスタイル仙台卸町、画像右が大阪府市立東大阪医療センター(同社資料より)

    「mamaro」の商業施設内での利用イメージ。画像左が宮城県イオンスタイル仙台卸町、画像右が大阪府市立東大阪医療センター(同社資料より)

2015年より"All for mom. For all mom"をキャッチフレーズに可動式のベビーケアルーム「mamaro」を開発するTrimは、全国の商業施設に約170箇所に導入するなど子育て支援活動を行っている。

DNPは、昨年11月より「mamaro」の筐体製造 を行っており、本年3月からは販売代理店となって営業活動も行ってきたが、提携により品質管理や販売、設置されたデジタルサイネージを活用した情報配信の企画・制作なども行う。

  • 「mamaro」の内部。おむつ替えを行うのに十分な広さがあり、壁に備付けのデジタルサイネージが設置されている(同社資料より)

    「mamaro」の内部。おむつ替えを行うのに十分な広さがあり、壁に備付けのデジタルサイネージが設置されている(同社資料より)