デル テクノロジーズとGoogle Cloudは、増え続けるデータとアプリケーションをユーザー企業が制御し、プライベートクラウドとGoogle Cloud間のファイルの流れを容易にするハイブリッドストレージ「Dell Technologies Cloud OneFS for Google Cloud」を発表した。
今回発表された「OneFS for Google Cloud」は、デル テクノロジーズのスケールアウトネットワーク接続ストレージのスケーラビリティーとパフォーマンスを、Google Cloudの分析およびコンピューティングサービスと組み合わせることで、ネイティブクラウドエクスペリエンスを提供するもの。
ユーザー企業は、アプリケーションの変更や調整を行わなくても、オンプレミス上の「Dell EMC Isilon」とGoogle Cloud間の単一のファイルシステムで、最大50ペタバイトものハイパフォーマンスコンピューティングや、要求の厳しいワークロードに簡単に移動したりアクセスしたりできるという。
また、同社のポートフォリオ全体を通じてインフラストラクチャーとサービスを統合できるので、データとアプリケーションの置かれている場所に関係なく、ハイブリッド クラウドの管理が簡素化されるということだ。
同社はまた、ハイブリッドクラウド環境導入の全体的な機能を改善し、「Dell Technoligies Cloud」のさらなる進化を図っている。ユーザー企業はこれまで以上の柔軟性をもってパブリッククラウドとプライベートクラウド間でワークロードを移動し、コストを削減しながら自社のニーズに合わせた最適なハイブリッド クラウドアプローチを進めることが可能になるとしている。