ヤフー・データソリューションは6月1日、ヤフーのビッグデータをブラウザ上で調査・分析できるというツール「DS.INSIGHT People」及び「同Place」において、新機能をリリースした。追加した機能は、時系列キーワード機能及び人口推移における複数地域の比較。
DS.INSIGHT Peopleは、主に検索データを基に生活者の興味関心を可視化する機能。
今回追加した時系列キーワードは、特定のキーワードを検索したユーザーが、その前後でどんなキーワードを検索する傾向があるのかを調査できるというもの。
例えば、「冷蔵庫」を検索する1~2週間前には「新築 外溝」「賃貸」といった住宅に関するキーワード、「冷蔵庫」と同じタイミングでは「洗濯機」「ベッド」といった大型の家具・家電、1~2週間後には「カーテン」「レンジ台」など小型の家具・家電を検索する傾向にある、といったことが調べられるという。
同機能では、特定キーワードの検索の前後で生活者がどのような興味関心とニーズを持っているのか時系列で知ることができるとしている。 調べられる期間は前後360日まで。
DS.INSIGHT Placeは、ヤフーに蓄積した位置情報データなどを基に、特定エリアにおける生活者の実態や動きをまとめて可視化する機能。
従来、エリア内の来訪者数・居住者数を閲覧できるのは1地域(市区町単位まで指定可)だったが、今回のアップデートで最大5地域まで指定して比較調査が可能になったという。
またPlaceの基本画面と地域比較画面では、表示している結果をコピーして自分の資料などに貼り付けられるクリップボードを搭載した。