ウイングアーク1stは6月1日、空間を可視化するBIダッシュボード「MotionBoard Ver.6.1」を同日より発売した。
「MotionBoard」は、意思決定や行動の変化を促す情報をスピーディーに届けることができるBIダッシュボード。IoTデータのリアルタイム可視化や地図データの標準搭載などの機能を提供している。
新バージョンの「MotionBoard Ver.6.1」では、3Dマップによる空間の可視化が可能となった。例えば、工場内において異常値が発生した場合に立体映像としてアラートが表示され、現地点からの遠近感覚を捉え易く、空間の整合性が保たれた状態で視覚的に把握できるという。倉庫の場合は「どの場所のどの棚で」など、奥行き感や特定エリアを認識しやすくするということだ。
そのほか、ダッシュボード作成時における設計情報視認性向上や設定、登録済みのデータソースや変数などの可視化が改善されたほか、ワードクラウド表現およびサンキーダイアグラムを追加しチャート表現が拡充された。
また、データ入力機能に自署サインでの登録(タブレットからアンケート情報等の記入)、データのアップロード(CSV・Excelファイル、画像)、入力データのバリデーション強化(数値・文字数等) 、明細型入力時の補助機能(カレンダー、チェックボックス、ステッパー)など入力機能が拡張された。
さらに、LINEやDEJIRENの連携も可能となり、スマートフォンからチャットインタフェースで分析結果やレポート等、ユーザーが欲しいタイミングで情報を手に入れることが可能だという。
価格は、クラウドサービスが月額3万円(10ユーザー、税別)から、パッケージ製品は230万円(10ユーザー、初年度の年間保守料金を含む、税別)からとなっている。