ニコンは5月26日、同社が長年培ってきた露光装置の技術を活用した光加工機「Lasermeisterシリーズ」の新製品として、2019年より販売を行っている「Lasermeister 100A」の上位機種となる「Lasermeister 101A」を開発したことを発表した。
Lasermeister 101Aは、装置寸法はLasermeister 100Aと同じながら、従来機が3軸制御であったものを5軸制御機構に拡充することで、金属加工の自由度を高めたほか、造形用粉体の種類もSUS、ハイス鋼、インコネルに拡充された(Lasermeister 100AではSUS316Lのみ。Lasermeister 100A、101Aともに同社指定の粉体である必要がある)。
また、新たに「高速造形モード」を搭載。同モードを活用することで、積層速度が向上し、従来機比で生産性が1.5倍向上するという。
なお、同製品の受注は2020年5月より開始されており、同社のほか、2020年3月より包括的業務提携を交わしたDMG森精機でも取り扱いが行われるという。