テイラーワークスは5月27日、地域企業向けのオンラインビジネスマッチングサービスである「地方創生+(プラス)サービス」の本格展開を開始した。また、6月1日から、同サービスの1つであるオンラインツールの「TAILOR WORKS」β版の提供を開始する。なお、β版は無料で利用可能。
近年、人口減少や高齢化、第1次産業の衰退といった地域課題を解決する手段として、5G (第5世代移動通信システム)やIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)といった最新テクノロジーへの注目度が高まっている。 各地方では、地域企業によるIT投資も活発化しているといい、地方銀行も技術系スタートアップ企業との協業関係強化に取り組んでいるとのこと。
さらに、新型コロナウィルス(COVID-19)の流行に伴い外出や大人数が集まるイベントの自粛が求められる中で、現在のビジネス環境においても円滑に事業を進めるためのテクノロジーの実装が、企業にとってますます重要になっているという。
こうした状況を踏まえて同社は、新サービスの提供を開始したとしている。
同社は、ビジネス環境がオンライン中心になると予想される今後においても、同サービスを通じて地域企業とテクノロジー企業とのマッチングを実現し、地域における持続的にビジネスアップデートを支援するとのこと。
同サービスには、オンラインツールであるTAILOR WORKS β版と地方創生+メディアがある。
同ツールは、ビジネスマッチングに至るまでのノウハウやプロセスを体系化し、地域におけるビジネスアップデートを全国で展開するために開発したものといい、地域企業とスタートアップ企業、それを繋ぐコーディネーターの役割を担う企業が対象とのこと。
同ツールでは、「知る」「相談する」「つながる」「ひろがる」の4ステップを通じて、オンラインでビジネスマッチングから商談までが可能という。
スタートアップやテクノロジー企業に直接課題を相談したり、コーディネーターからのスタートアップやテクノロジー企業の紹介を受けて商談をオンラインで行ったりすることで、現在のビジネス環境においても参加企業のニーズに合ったビジネスマッチングを効率的に実現するとしている。
同ツールは同社がTECH BEAT Shizuokaへ無償で提供するが、静岡県外の企業も無料で登録・参加できるという。なお、TAILOR WORKSは、2020年9月から正式版として展開する予定だ。