テックファームホールディングスは5月27日、遠隔操作できる走行ロボットを利用して非対面でのオフィス見学を実施するなど、入社までの一連の採用活動を6月初旬から完全リモート化すると発表した。

  • 遠隔操作ロボット「Double 3」によるオフィス見学

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、求職者から「多くの企業で採用活動が中断し、先が見えない」「会社を見学したいが感染が心配でできない」といった声があがっており、また、転職エージェントからも「対面での面接を嫌がる求職者がいる」「内定取り消しも増加している」と報告されているという(同社調べ)。

そこで、同社はこれらの課題を解決するために、米Double Roboticsのインターネット経由で遠隔操作しながらビデオ通話状態でオフィスを移動できるテレプレゼンスロボット「Double 3」を導入した。「Double 3」が従業員に代わってオフィスを案内する。

求職者はビデオ通話に参加することで、ロボットと同じ視点でオフィス見学ができ、案内者がPC画面上をクリックするだけでその場所までロボットは自動走行する。

  • 案内者がPC画面上でクリックした場所にロボットが移動する

また、今後オフィスに出社する従業員が増えてきた場合においても、ロボットに搭載されたディスプレイを通じて求職者と会話をすることも可能だ。