IoT・DX事業などを展開するCAMI&Co.は5月26日、 置くだけで従業員の健康管理ができる「IoTヘルスモニター」を発表した。
昨今の新型コロナウイルスの影響で「健康に関する意識が変化した」人が8割を超えており、「体温を測る習慣がついた」人が約30%、 「血圧を測る習慣がついた」人が約10%と、 自身の健康状態を知るための行動をする人が増えている(オムロンヘルスケア調査)。 この結果を受け、同社はテレワークやオフィスで働く従業員の効率的な健康管理を目的として、同製品を開発した。
上部に取り付けたサーモセンサーで、 非接触で従業員の体温を常に計測し、一定の体温以上になると従業員のスマートフォンや管理者に警告を通知する。デバイス自体にSIMカードを挿入することができるので、 Wi-Fi環境がなくてもデータをインターネット上で管理することが可能だという。
また、 スマートフォンとBluetooth接続も可能で、 アプリ上で素早く 従業員が健康状態を確認することができるだけでなく、 管理者アカウントでは、 クラウド上で全従業員の健康状態を把握できる。
同商品は拡張性のある設計をしており、同社は今後、目的に合わせて体温以外の情報を取得することができるようにカスタマイズ可能なサービス展開をしていく予定だ。
例えば、血中酸素濃度をモニタリングし、取得できる機能。この機能は新型コロナウイルスで血中酸素濃度が著しく低下しているのにも関わらず、本人にその症状が出ない問題の解決につながる。
他にも、快適な空間で作業ができているかをチェックをするために、周辺の温湿度や二酸化炭素濃度などを計測する機能や、AI技術を導入し、オフィスへの出社時の体温管理と同時に顔認証を行うシステムなどを開発研究していくという。