MMD研究所が5月20日に発表した「動画視聴に関する実態調査」の結果によると、スマートフォンユーザーにおける定額制動画視聴サービスの利用状況は75.5%、月額料金を払っての利用は51.9%であり、サービスの利用のきっかけの上位は「家にいることが増えた」「初月無料などのキャンペーン」「見たい作品が追加されたから」だった。

  • 定額制動画視聴サービスの利用状況

同調査は同社が、コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービスである「スマートアンサー」において共同調査として4月24日に実施したものであり、対象はスマートフォンを所有する15歳から69歳までの男女2212人。

動画視聴サービスについて聞いたところ、「現在も利用している」が49.0%と最多であり、以下「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」(15.3%)、「言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」(9.6%)と続く。

動画視聴サービス利用者に定額制動画視聴サービスの利用状況についての質問には、「定額制動画視聴サービスを利用している」が75.5%、「利用している定額制動画視聴サービスはない」が24.5%という回答が得られた。 性別・年代別では、男性で利用が多かった年代は30代の83.8%、次いで40代の82.2%であり、女性では50代の77.6%が最も多く、40代の73.7%が続いた。

  • 有料で定額制動画視聴サービスを利用しているか

動画視聴サービス利用者に対して現在月額料金を払って利用している定額制動画視聴サービスの利用状況について聞くと、「月額料金を払って動画視聴サービスを利用している」が51.9%、「月額料金を払って利用している動画視聴サービスはない」が48.1%だった。 性別・年代別では、男性で利用が多かった年代は30代の65.7%、次いで40代の58.9%だった。女性では20代の57.4%が最も多く、50代が50.0%で続く。

月額料金を払って利用しているサービスを複数回答で尋ねたところ、Amazon Prime Videoが54.4%と最多であり、以下Netflix(19.0%)、Hulu(13.2%)の順だった。

  • 有料で定額制動画視聴サービスを利用したきっかけ

月額料金を払って定額制動画視聴サービスを利用している人に、そのきっかけを複数回答で聞くと、「家にいることが増えた」が23.1%と最も多く、「初月無料などのキャンペーンをしていたから」(20.5%)、「見たい作品が追加されたから」(19.9%)が続く。

  • 有料で定額制動画視聴サービスを利用している理由

定額制動画視聴サービスを利用している理由を複数回答で尋ねたところ、「作品数、コンテンツが多いから」が42.7%と最多であり、以下「月額料金が安いから」(41.8%)、「作品ジャンルが広いから」(23.7%)の順だった。