ルネサス エレクトロニクスは5月13日、産業機器や医療機器、IoT機器などで用いられる抵抗型圧力センサや医療用赤外線体温計などのセンサ用途に向けたセンサシグナルコンディショナ(SSC)IC「ZSSC3240」を発表した。
同製品は最大24ビットのアナログ・デジタル変換(ADC)を搭載しているほか、最大540V/Vに対応するアナログフロントエンド、高精度のセンサキャリブレーションを実現する26ビットDSPなども搭載しており、コンパクトかつ高性能なセンサ応用システムを構築することを可能としている。
また、医療およびセーフティ応用機器向けのオンチップ診断機能や4-20mA電流ループ出力、アナログ電圧出力、およびI2C、SPI、OWIなどのデジタルインタフェースに対応しており、スマートファクトリ、スマートビルディング、スマートエネルギ、スマートヘルスケアなどの分野でのニーズに対応することが可能だとしている。
なお、同製品は4mm×4mmの24ピンQFNパッケージで提供されており、1万個一括購入時の参考価格(単価)は1.57ドル(税別)としている。また、ベアダイでの提供も可能だという。