日本IBMとみずほフィナンシャルグループ(MHFG)、みずほ銀行(MHBK)は5月15日、MHBKの完全子会社である、みずほオペレーションサービス(MHOS)を通じたシステム運用業務の協業を検討することについて合意した。今回の協業を進めるにあたり、関連当局などからの許認可を取得することと最終契約を締結することを前提に、6月末までに日本IBMとMHFGはMHOSに関する業務提携を行う予定だという。
日本IBMとみずほは、協業を通じてそれぞれの強みを活かし、両社のシナジーを発揮していくことで、みずほ銀行のシステム運用ノウハウと日本IBMのグローバルな標準化ノウハウ・最新テクノロジーの融合により、高品質かつ効率化されたシステム運用の実現を目指す。
具体的には、主にMHBKのシステム運用を担ってきたMHOSの実績あるシステム運用機能に、日本IBMの最新テクノロジーを融合することで、みずほのシステム運用の高度化と効率化の実現を目指す。また、みずほでは金融機関を含むさまざまな企業に対してシステム運用サービスを提供してきた日本IBMとの協業により、システム運用業務に従事する人材の専門性向上と、みずほのフィールドを越えた挑戦・活躍機会の拡大を図る考えだ。