Cohesity Japanは5月15日、SaaSベースのデータ管理製品「Cohesity Helios」に登録されているすべてのクラスタを簡単に管理できるモバイルアプリ「Cohesity Helios Mobile App」を発表した。
「Cohesity Helios Mobile App」のダッシュボードでは、データクラスタ全体のヘルス状況、ストレージの使用量・スループット・1秒当たりの入出力操作(IOPS)などのパフォーマンス情報を確認できる。
「Cohesity Helios」では、ユーザーの接続情報に基づいて、ストレージの使用率、過去7日間でどのように増加したか、データの増加速度、それらの重複排除率などを機械学習によって分析する。ストレージ容量の80%に到達する可能性がある場合を予測し、アラートを送信できる。
「Cohesity Helios」は収集されたグローバルな運用データと独自のベストプラクティスに基づいて、IT管理者が行ったアクションを確認してオペレーションを推奨し、正常でない場合やベストプラクティスに満たしていない場合は管理者にアラートを出す。このアラートは「Cohesity Helios Mobile App」でも受け取ることができる。
例えば、新規作成されたポリシーを監視し、ベストプラクティスを満たしていない場合にアラートを出すほか、IT運用に悪影響を与えることがわかっているソフトウェアの特定のバージョンをブラックリストに載せ、別のバージョンを提案する。
加えて、Cohesity Heliosの中に組み込まれている機械学習ベースの異常検出機能を利用して、ランサムウェア攻撃を検出して、アラートを通知する。Cohesity Heliosは、プライマリのデータ変更率が標準を超えた場合にアラートを通知し、データの暗号化が行われた可能性を示す。
照合するデータ変更の例としては、論理データの日次変化率、保存データの日次変更率、履歴データの取り込みに基づくパターンなどがある。
アラートに関しては、クラスターの動作状況やジョブの状態など、24時間以内にアクティブになったすべてのアラートを確認することができる。