ヒューマンリシアはこのたび5月15日、世界のITエンジニアの給与について調査し、「92カ国をデータでみるITエンジニアレポートvol.2 世界各国のIT技術者給与まとめ」として発表した。
IT技術者の給与が最も高い国はスイス(92,500USドル)で、これに米国(83,389USドル)、イスラエル(79,511USドル)が続いている。
IT技術者数で世界4位の日本は42,464USドルで18位にとどまる結果となった。その他のアジアの国・地域では、シンガポールが地域トップの10位に、香港が20位にランクインしている。
また、IT技術者の給与の伸び率が最も高かったのはタイで、年38.3%も給与が上昇している。第2位は世界で最もIT技術者が増えている北ヨーロッパの国ラトビアで、同26.4%の伸びとなった。第3位には、情報通信業就業者の給与で4位となったカタールが、同25.1%の伸びでランクインした。
日本は5.9%の伸び率で、20位となった。先進国の中では比較的高いように見えるが、米国やヨーロッパ諸国と比べてIT技術者の給与が低いことを考慮すると、十分な伸び率とは言い難い結果だという。