シャープは5月14日、スタートアップを支援するオープンインキュベーション事業の一環として、ものづくりを開始するスタートアップの課題に対応できる先進技術を有するものづくり企業をオンラインで紹介するマッチングサービス「モノづくりプロ.net」を開始したことを発表した。

具体的には、ものづくりスタートアップの抱える課題に対し、同サービスに登録した企業が保有するソリューションを提供することで、早期事業化を支援しようというもの。スタートアっプが解決したい課題を同サービスのWebサイトに入力すると、課題解決につながる技術や経験、ノウハウを持ち、大手企業との取引も豊富なものづくり企業をシャープが紹介するという仕組みとなっている。

  • モノづくりプロ.net

    「モノづくりプロ.net」の枠組みのイメージ

またサービスはすべてオンラインで提供されるため、新型コロナウイルス感染症の影響により増加中の在宅勤務をはじめとしたテレワーク環境下でも、スタートアップは課題の解決に向けて事業活動の継続が、支援を行うものづくり企業は新規取引先開拓がそれぞれ可能になるという。

  • モノづくりプロ.net

    「モノづくりプロ.net」で提供されるソリューション例

なお、同社は今回の取り組みののほか、「ものづくりブートキャンプ」や「量産アクセラレーションプログラム」、「奈良県天理市との連携協定」などのオープンインキュベーション施策を行っており、今後も技術革新を生み出す企業との連携をさらに進めていきたいとしている。