リサーチ・アンド・イノベーションは5月11日、 同社が運営する「レシートがお金にかわる家計簿アプリCODE」に登録されたレシートと商品バーコード情報を基に、 4月23日(東京都から「買い物は3日に1回程度に」という外出自粛要請が出た日)を境とした前後1週間の、 東京都の消費者1万2,119人の買い物データの調査結果を発表した。
調査対象の12,119人は、2020年2月から4月まで毎月1回以上、 買い物登録をしている東京都のCODEユーザー。
買い物自粛要請前期間(2020年4月16~22日)と買い物自粛要請後期間(24~30日)の各1週間の買い物日数を比べたところ、1週間の平均買い物日数は、 要請前 3.25日 、 それに対し要請後は 3.17日 と、 ほぼ変わっていなかった。
買い物自粛要請前期間(2020年4月16~22日)と買い物自粛要請後期間(24~30日)の各1週間の買い物回数を比べたところ、1週間の平均買い物回数は 要請前6.25回、 要請後は6.12回と、わずかに平均値は下がっているものの、 ほとんど変わらない結果となった。
買い物の時間帯については、要請後は要請前と比較して、 明らかに9時から14時台が増加し、 17時以降の減少していることがわかった。店舗の営業時間に影響されていると考えられるが、 日中の時間帯で混雑を避けるには、 13時台が比較的空いていると思われる。
購入した商品については、「農産物」が大幅に増え、 また手軽に調理できる「生麺・ゆで麺」、 免疫力を高める食材として一部スーパーでは品薄の「納豆」「豆腐」などが増加している。