United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は2020年5月6日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome |CISA」において、Google Chromeにセキュリティ脆弱性が存在すると伝えた。このセキュリティ脆弱性を利用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされており注意が必要。
セキュリティ脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
セキュリティ脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome for Windows version 81.0.4044.138よりも前のバージョン
- Google Chrome for Mac version 81.0.4044.138よりも前のバージョン
- Google Chrome for Linux version 81.0.4044.138よりも前のバージョン
セキュリティ脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome for Windows version 81.0.4044.138
- Google Chrome for Mac version 81.0.4044.138
- Google Chrome for Linux version 81.0.4044.138
セキュリティ脆弱性は深刻度が重大(High)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザおよび管理者に対して上記セキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。
Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。