United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は4月28日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。
これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google CHrome 81.0.4044.129 for Windows
- Google CHrome 81.0.4044.129 for Mac
- Google CHrome 81.0.4044.129 for Linux
これら脆弱性は深刻度が重大(High)に分類されており注意が必要。Googleからは脆弱性を修正したバージョンがリリースされているので、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することが推奨される。
Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。
なお、個々のセキュリティ脆弱性の詳細に関しては、関連するサードパーティ製のソフトウェアも含めてアップデートが広く適用されるまで詳細の公開は控えるとされている。