デンソーは4月27日、同社グループ社員が業務の際などに使用するマスクの生産を自社施設にて開始したことを発表した。
さまざまなものを開発、生産してきた同社の歴史の中でもマスク生産は初の試みだというが、自動車部品の開発・生産で培ってきた経験と技術を活用し、生産設計から製作まですべて内製で行い、クリーンブースも社内に設置し、衛生面が確保された環境での生産を行っているという。
生産量は順次拡大を行っていくとのことで、5月以降は1日あたり10万枚の生産を目標としており、同社では社内での利用分を自社で生産することで、市場からの調達数を減らし、社会的なマスク不足の緩和につなげたいとしているほか、生産が安定した際には地域社会などへの寄付も検討していきたいとしている。