Microsoft 365登場、同時に「Microsoft Editor」がブラウザに対応

Microsoftは4月21日(米国時間)、「Microsoft 365 helps you and your family connect, work, and learn from home」において、これまでOffice 365の名称で提供してきたサービスを「Microsoft 365」にブランド名を変更したと発表した。同時に、次の2つのサービスをローンチしたことも伝えている。

  • Microsoft 365 Personal
  • Microsoft 365 Family

MicrosoftはこれまでOffice 365の名称で提供してきたサービスを「Microsoft 365」の名称にリブランドしていくと説明している。いくつかのサービスはOffice 365の名称が維持されているが、基本的にはMicrosoft 365へ統一していく意向だ。どのように名称が変更されたかを知りたい場合は、「マイクロソフト、Office 365から「Microsoft 365」へブランド名変更」などを参照いただきたい。

Microsoftはこの発表の中で、文章の校正を支援する機能「Microsoft Editor」をMicrosoft EdgeおよびGoogle Chromeでも利用できるようにしたと発表した。この機能により、AIベースの校正機能を利用することが可能になる。以下、この機能の使い方を紹介しよう。

Microsoft Editorで賢く校正しよう

Microsoft Editorは、人工知能技術を活用してより高度な校正が可能とされている。今回の発表で注目すべきは、この機能がMicrosoftの特定のWebアプリケーションで利用できるようになったことではなく、Webブラウザの拡張機能として提供された点にある。Microsoftのサービス以外でもこの支援機能が利用できるということだ。FacebookやTwitterなどで文章を入力する段階で、自動的に文章の校正が行われるようになる。本稿執筆時点では、 Microsoft EdgeとGoogle Chrome向けの拡張機能が提供されている。

提供される支援機能は主に次の3つ。

  • スペルチェック機能
  • 文書校正機能
  • 表現方法の改善を提案する機能

本稿執筆時点で、Microsoft Editorが対応するとしている言語は次のとおり。

機能 対象言語
スペルチェック アフリカーンス語、アルバニア語、アラビア語、アルメニア語、アッサム語、アゼルバイジャン語-(ラテン)、バングラ語 (インド、ベンガル州)、バングラ語 (バングラデシュ)、バスク語 (バスク)、ボスニア語-(ラテン)、ブルガリア語、カタロニア語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、エストニア語、フィンランド語、フランス語、ガリシア語、グルジア語、マルク、ギリシャ語、グジャラート語、ハウサ語-ラテンスクリプト、ヘブライ語、ヒンディー語、ハンガリー語、アイスランド語、イボ語、インドネシア語、アイルランド ゲール語、コサ語、ズールー語、イタリア語、カンナダ語、カザフ語、キニヤルワンダ語、スワヒリ語、コーンクニー語、韓国語、キルギス語、ラトビア語、リトアニア語、ルクセンブルク語、マケドニア語 (北マケドニア)、マレー語 (ブルネイ)、マレー語 (ラテン)、マラヤーラム語、マルタ語、マオリ語、マラーティー語、ネパール語、ノルウェー語 (ブークモール)、ノルウェー語 (ニーノシク)、オディア語、パシュトゥー語、ペルシャ語 (ファルシ)、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル) ∗、ポルトガル語 (ポルトガル)、パンジャーブ語 (グルムキー)、ルーマニア語、ロマンシュ語、ロシア語、スコットランド ゲール語、セルビア語-(キリル、セルビア)、セルビア語-(ラテン、セルビア)、Sesotho sa Leboa、セツワナ語、シンハラ語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スウェーデン語、タミル語、タタール語 (キリル)、テルグ語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ウルドゥー語、ウズベク語-(ラテン)、バレンシア語、ベトナム語、ウェールズ語、ウォロフ語、ヨルバ語
文章校正 アラビア語、簡体中国語、繁体字中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語 (デスクトップ Word アプリでまだ使用できません)、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語 (ブークモール)、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ポルトガル語 (ポルトガル)、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、トルコ語
表現方法の改善 アラビア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語 (デスクトップ Word アプリではまだ使えない)、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語 (ブークモール)、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ポルトガル語 (ポルトガル)、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、トルコ語

この手の機能では日本語が支援対象外であることが多いが、Microsoft Editorでは日本語も対象になっている。Microsoft Editorの拡張機能はさまざまなWebページで機能するとされている。