NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月23日、AIによって長い文章から自然な要約文を自動生成する「COTOHA Summarize」の提供を開始した。

  • (上) 閲覧しているWebサイトの内容を要約するツール、(下) 社内で利用するビジネス文書を要約するツール

    (上) 閲覧しているWebサイトの内容を要約するツール、(下) 社内で利用するビジネス文書を要約するツール

NTT Comの自然言語解析AI「COTOHA」シリーズの要約サービスである「COTOHA Summarize」は、原文からの文章抽出だけでなく、自然な要約文を生成することで情報の効果的なインプットを実現するもの。

今回、「COTOHA API」のひとつとして先行提供しているAPIに加え、(1)閲覧しているWebサイトの内容を要約するツール、(2)社内で利用するビジネス文書を要約するツール、(3)RPAと連携して情報を自動収集して要約するツール、(4)講演・演説などの音声データから自動で要約文を作成するツール——といった、さまざまな利用シーンですぐ活用できる状態にプリセットしたツールを提供している(3、4は順次提供予定)。なお、ツールの種類は今後追加していく予定だという。

  • (上) RPAと連携し、情報を自動収集して要約するツール、(下) 講演・演説などの音声データから自動で要約文を作成するツール

    (上) RPAと連携し、情報を自動収集して要約するツール、(下) 講演・演説などの音声データから自動で要約文を作成するツール

利用料金は、NTT Comが提供する「COTOHA API」の料金プランが適用され、初期費用は無料、月額費用は税別13万円(原文約520万字までの要約が可能、月額費用は利用開始月を含む3カ月間の料金は無料)。

なお、この料金で、要約の他にも「COTOHA API」として提供するさまざまな自然言語解析APIを利用可能で、音声認識、テキスト分類など計15種類の豊富な機能がラインアップされる。また、今後もAPIの追加予定とのことだ。