ゼンリンとMobility Technologies(MoT)は4月22日、ゼンリンが展開するナビゲーションシステムや自動運転時に使用する地図情報のメンテナンス効率化に向けて、道路情報の自動差分抽出の共同開発を行うことで合意したと発表した。なおMoTは、4月1日にJapanTaxiから社名変更した。
道路の建設や交通標識の新設・変更、路面ペイントや信号機の情報など、道路情報は日々刻々と変化している。その変化に対応し、正確な地図情報を提供するために必須となる地図情報のメンテナンスをより効率化するべく、両社で共同開発を進めるという。
MoTは、日々運行を行うタクシーやトラックに設置したドライブレコーダーから映像データを取得し、既存の地図情報と実際の道路情報の差分を機械学習により自動で抽出する。
この変化情報をゼンリンが使用し、時空間データベースとして逐次メンテナンスを行い、高鮮度な地図情報の提供が可能になるとのこと。