freeeは4月20日、プロジェクト型ビジネス向けに、作業工数の入力が素早く簡単に行え、プロジェクトの収支管理ができるサービス「プロジェクト管理freee」の提供を開始すると発表した。これにより、会計・人事労務などバックオフィス業務だけでなく、案件の工数管理・収支管理といったフロントオフィス業務の効率化を実現するという。価格は税別で1ユーザーあたり月額1500円(契約は年間契約のみ)。
プロジェクト管理freeeは、主にプロジェクト型ビジネス顧客から特定の案件などを請け負い、社内やパートナー企業の人材を割り当て、受注した案件を遂行していくビジネス1)を行う企業に向けた、プロジェクトごとの工数管理・経費管理を簡素化し、リアルタイムでプロジェクト毎の収支管理を可能とするサービス。
プロジェクト型ビジネスは案件ごとに予算の策定を行い、社内の工数や案件にかかる経費の予算と実績の差異をタイムリーに確認しながら、必要に応じて経営者やプロジェクト管理者が意思決定を行い収益性を確保することが重要だが、日々の工数(実績作業時間)入力が手作業であったり、さらにその入力したデータ集計が煩雑な管理業務になっていたり、あるいは案件ごとの経費をリアルタイムに補足することは難しくタイムリーに予実管理ができない課題があったという。
新サービスの特徴として、プロジェクトごとの予算やメンバーの工数、予算消化状況など、見やすいUIで必要な情報をすぐに確認することが可能なほか、カレンダーツールと連携することで日時と作業内容を提示し、工数入力をサポート。そのほかにも人事労務freeeと連携し、従業員情報を取り込むことが可能としいる。
今後は会計freeeと連携することで、人件費以外の経費など直接原価を取り込む機能の提供を予定。現在、連携しているツールは人事労務freee、Googleカレンダー、Microsoft Office 365 Outlookとなる。
また、メンバーごとの予実確認も可能なことに加え、予算超過時のアラート機能を搭載しており、計画の見直しや予算変更の参考にすることができるという。