BetaNewsは4月19日(米国時間)、「Windows Notepad returns to the Microsoft Store with new features」において、2020年5月以降にリリースが予定されている次期Windows 10フィーチャーアップデート以降に使用できるようになる次期「メモ帳」アプリケーションの新機能について伝えた。
長年にわたってWindowsのデフォルトエディタとして提供されてきたメモ帳だが、次期バージョンでは、メモ帳として珍しいほどの機能追加が行われる予定になっている。
次期メモ帳の新機能は次のとおり。
- ラップアラウンド検索・置換機能に対応(検索や置換がファイルの末尾に達した場合、ファイルの先頭に戻って処理を継続する機能)
- 検索・置換機能において、以前に入力した値やチェックボックスの選択内容を記憶しておくように変更
- テキストを選択した状態で検索・置換機能を呼び出した場合に、選択したテキストを自動的に入力するように変更
- テキストを簡単にズームする機能を追加(メニュー:ビュー→ズーム、Ctrl-+、Ctrl--、Ctrl-MouseWheel、Ctrl-0によるショートカット処理など)。ズーム率をステータスバーに表示
- 折り返し表示(ワードラップ)を有効にした場合に行番号と列番号を表示する機能に対応。行番号と列番号はステータスバーに表示
- 大規模ファイルを開いた場合の起動時間の短縮
- Ctrl-Backspaceで直前の単語を削除する機能を追加
- ファイルを保存した場合に行番号と列番号がリセットされないように変更
現在、Windows 10 Insider Preview Build 19541.0もしくはこれ以降の開発版において、新しいメモ帳を試すことができる。新しいメモ帳を試すには、Windows 10 Insider Previewを使っている以外にも、Microsoft Storeからこの新しいメモ帳をインストールする前に、システムにデフォルトインストールされているメモ帳をアンインストールしておく必要がある。
Microsoftは2019年、メモ帳をMicrosoft Store経由で提供するとともにアンインストールできるようにすると発表を行った。次期Windows 10からメモ帳のアンインストールが可能になるほか、Microsoft Store経由で最新版のインストールが可能になると見られる。