ホンダは4月15日、新型コロナウイルスの感染防止に向けた支援活動について発表した。

具体的には、軽症の感染者を搬送するための車両(仕立て車)を提供する。4月13日に東京都渋谷区に納車が完了しており、今後は、都内などの感染者の多いエリアから納車を予定している。

仕立て車は、ODYSSEY/STEP WGNなどに、搬送時の感染リスクを削減するため、運転席と後部座席に仕切りを設置し、前後席間の圧力差を利用して、飛沫感染を抑制する構造としている。埼玉製作所(狭山工場)を皮切りに、国内事業所で生産予定。

  • 感染者を搬送する車両(仕立て内容)

  • 感染者を搬送する車両の車内(運転席と後部座席の仕切り)

フェイスシールドについては、2020年5月末までに、ものづくりセンター栃木、鈴鹿などの国内事業所で生産し、医療現場への無償提供を実施予定。