安川電機とYE DIGITALは4月10日、製造業における工場や物流などの自動化に関するIoTソリューション事業において、合弁会社「株式会社アイキューブデジタル」を設立することで合意した。
安川電機では、強みを持つメカトロニクスの技術によるソリューションに「デジタルデータのマネジメント」を加えることで、生産性の向上など経営課題の解決を実現するソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を推進している。
また、YE DIGITALは社会インフラや文教市場などの非製造業向けのIoT技術で競争力を持ち、同技術を活用しながら製造業におけるネットワークからクラウドまでの幅広いサービスを展開し、事業拡大を進めてきたという。
そのような中、安川電機のACサーボ、インバータ、ロボットなど競争力のあるメカトロニクス技術・製品と合弁会社に移管されるYE DIGITALのIoT技術を融合することでi3-Mechatronicsを軸とした製造業向けのIoTソリューションの強化を図り、中期経営計画「Challenge 25」で掲げるi3-Mechatronicsのビジネスモデルの変革を加速させる。
なお、合弁会社は7月に設立を予定し、資本金は5000万円、出資比率は安川電機が60%、YE DIGITALが40%、従業員数は70人、主な事業内容な製造業向け工場、物流業向け自動化に関するIoTソリューションを展開する。