バッファローは4月10日、文部科学省の「GIGAスクール構想」を後押しする、学校向けの拠点ルータ「VR-M2000-EDU」と基幹スイッチ(L3スイッチ)「BS-XM30シリーズ」を2020年夏に発売すると発表した。新製品群は、文部科学省が3月3日に更新した標準仕様書に「校内LAN構築業務標準仕様書例」として「(2)拠点ルータ」「(3)基幹スイッチ」に記載されている項目を満たす機能を搭載。販売先を文教のみに限定した商品となる。

VR-M2000-EDUは、IPsec対応、ネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」による死活監視、ログ取得が可能なほか、WANインターフェースとして1000BASE-T対応LAN端子、LANインターフェースとして1000BASE-T対応LAN端子をそれぞれ搭載し、ルーティングプロトコルにはStatic、RIPv1/v2、RIPng、OSPF、OSPFv3に対応。

また、ポリシーベースルーティング機能、VLAN対応、SNMPによる管理機能、WANプロトコルとしてPPPoEをサポートし、syslogロギングに対応している。

BS-XM3008-2X-EDUはLANが8ポート、SFP+が2ポート、BS-XM3014-2X-EDUはLANが14ポート、SFP+が2ポートとなる。いずれもネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」による死活監視、ログ取得が可能なことに加え、10GBASE-ER/LR/SRポートを搭載し、ノンブロッキング、IEEE 802.1Qに準拠したタグVLAN機能、ルーティングプロトコルとして、Static、RIPv1/v2、RIPng、OSPFv2、OSPFv3に対応している。

  • 「VR-M2000-EDU」の外観

    「VR-M2000-EDU」の外観

さらに、ポリシーベースルーティング機能、VLAN対応、2台以上のスタック接続に対応、SNMPによる管理機能を備えている。

  • 「BS-XM3008-2X-EDU」(左)と「BS-XM3014-2X-EDU」の外観

    「BS-XM3008-2X-EDU」(左)と「BS-XM3014-2X-EDU」の外観

同社では、学校内の拠点ルータ・基幹スイッチから無線LANアクセスポイント、遠隔で機器の死活監視・ログ取得が可能なネットワーク管理ソフトウェア、LANケーブルなどに至るまで、ネットワーク設備に必要な商品すべてをラインアップすることとなり、販売店および法人ユーザーへのワンストップ提案が可能になるという。