アルテリア・ネットワークスとSCSKは4月7日、SCSKが運営するデータセンター「netXDC(ネットエックス データセンター)千葉センター」(千葉県印西市)内に最大100Gbpsの専用線設備を新設し、データセンターサービス提供におけるアライアンスを強化すると発表した。

アルテリア・ネットワークスでは、データトラフィックの増加に伴う広帯域の接続需要に応えるべく、netXDC千葉センターに最大100Gbps専用線設備を新設。これにより、低遅延かつ高品質な最大100Gbps専用線サービス「ダイナイーサ」が短納期で利用可能となる。

また、同センターから東京都内に位置するアルテリア・ネットワークスのデータセンター「ComSpaceI(コムスペース ワン)」(東京都中央区)間は最短距離で、低遅延かつスムーズな接続を可能としているほか、主要な海底ケーブルの終端である陸揚局が集中している千葉県南房総エリアおよび茨城県県北エリアへ容易に接続可能なため、海外の広帯域・低遅延の接続ニーズに短納期で対応するという。

  • 多様な接続ニーズに対応するという

    多様な接続ニーズに対応するという

ダイナイーサは、2拠点間を結ぶ完全帯域保証型イーサネットインタフェースの専用線サービス。メトロエリアから中・長距離までカバーし、通信キャリアから法人まで幅広い顧客サービスを提供している。回線ごとに固定帯域を割り当てるため、帯域は完全に保証され、堅牢なセキュリティを提供することに加え、レイヤ3以上のプロトコルについての制限がないことから、幅広い利用を可能としている。

さらに、万一回線に障害が発生した場合も自動的に回線終端装置のUSERポートのリンクをオフにすることにより、顧客に素早く障害発生を通知し、顧客の装置で冗長経路への切り替えなどにより、障害の影響を最小限に抑えることができるリンク断転送機能を有している。