United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は4月2日(米国時間)、「FBI Releases Guidance on Defending Against VTC Hijacking and Zoom-bombing|CISA」において、ビデオ会議やリモート授業などに無断侵入して妨害工作を行うビデオ会議ハイジャック(Zoomを使っている場合にはZoom爆撃と呼ばれている)に注意するよう呼びかけた。
米国連邦捜査局(FBI: Federal Bureau of Investigation)が以下のWebページで、ビデオ会議ハイジャックに関する記事を公開している。
新型コロナウイルスの影響で業務形態をテレワークにシフトする企業や、授業形式をリモート授業に変更する教育機関が増加している。ZoomやMicrosoft Teamsはそうした場合にビデオ会議といったオンラインコミュニケーションを実現する方法として広く使われている。
FBIはこうしたツールを使ったビデオ会議に無断侵入を受けてポルノ画像を貼り付けたり暴言または個人情報などを書き込んでいくといった妨害が行われた実例を紹介。こうした攻撃に対する対策法なども説明している。
Zoomなどは扱いが簡単で便利なサービスだが、その反面、他のユーザが行っている会議にも容易に参加できてしまうといった懸念を抱えている。FBIはビデオ会議の参加にパスワードを設けるようにするなどして、こうした予期しないユーザーからのアクセスを防止するなどの取り組みを呼びかけている。