Sucuriは4月2日(米国時間)、「How to Find & Fix the Japanese Keyword Hack」において、日本語のキーワードハッキングがどのような攻撃であり、この攻撃を受けることでどのような被害を受けるのかについて伝えた。この問題を放置しておくと、作成したWebページの検索ランキングが落ちるおそれがあるとして、注意を呼びかけている。
Sucuriによると、日本語のキーワードハッキングはSEOスパムの一種で、悪意ある人物が合法的なWebサイトに不法侵入を行い、スパムキーワードとリンクを挿入するというものだという。
Sucuriは実際に発見した日本語キーワードハッキングの例としてファッションブランドを紹介。日本語「ラルフローレンを買う」でGoogle検索を実施すると、検索結果にアフリカのIT系ニュースサイトが表示されたという。Sucuriはこのニュースサイトが日本語のキーワードハックを受けた可能性が高いと指摘している。
Sucuriはこうした日本語のキーワードハッキングを受けていることを判断する方法、日本語のキーワードハッキングを受けていた場合に問題を修正する方法を紹介している。感染が確認された場合は直ちに取り除くことが好ましく、放置していると検索結果のランキングがダウンするおそれがあると指摘している。