Cohesity Japanは4月1日、エンタープライズエッジ向けにエンタープライズクラスの機能を拡張・強化する新しいリモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)ソリューションの国内展開を発表した。同ソリューションにより、ROBO内のデータを単一のソフトウェア定義プラットフォーム上でシームレスに管理できるようになるという。4月末までにCiscoおよびHewlett Packard Enterprise(HPE)から提供開 始を予定している。
ROBO向けの新しいソリューションは、CohesityソフトウェアとCiscoおよびHPEの認定サーバを組み合わせたもので、商業銀行、小売店、チェーンレストラン、レンタカー会社、倉庫・物流、医薬品、グローバルITサービスなど、多数の支店を持つ企業向けに設計されている。
新ソリューションは、迅速かつ容易に導入できるように設計されており、ブランチにおいてデータセンター環境と同様の機能を企業に提供する。
バックアップ/リカバリ、ファイル/オブジェクトサービス、クラウドアーカイブを1つのプラットフォームに統合し、ROBOサイト向けに適したソリューションであり、より多くのユーザーに最新のデータ管理機能を提供する。
また、リモートサイトにおける管理、遅延、帯域幅に関する懸念に対応すると同時に、データのリカバリ性に関する懸念や本社のコンプライアンス要件にも対応。導入後に管理者は、複数のブランチサイトにおけるバックアップ/リカバリのためのシンプルなポリシーの作成や、ローカルで障害が発生した場合にデータのコピーをデータセンターまたはクラウドから利用できるようにするブランチでの複製ポリシーの作成など、管理オペレーションを一元的に実行できるという。
これにより、Cohesityのデータ管理ソフトウェアのエンタープライズクラス機能に直接アクセスでき、具体的にはランサムウェアからの防御を支援する不変ファイルシステム、ストレージ効率と帯域幅使用率の両方を最適化するためのグローバルな可変長スライド式ウィンドウ重複排除と圧縮、セキュリティを確保するための静止中および待機中のデータ暗号化、必要に応じたブランチ全体を迅速にリカバリするための瞬時の大量リストアなどを挙げている。
さらに、Cohesityのソフトウェアを認定ハードウェア上で使用することでファイル/オブジェクトサービス(ex.ローカルのWindowsファイルサーバを置き換える)やアーカイブ機能(低コストのクラウドストレージオプションを含む)をエッジで提供できるため、サイトの全体的な保守と運用を合理化できるという。