アライドテレシスは3月27日、ユニファイド・ネットワークマネージメント・ソフトウェア(ネットワーク統合管理ソフトウェア)である「AT-Vista Manager EX」の新バージョン「Ver.3.2.0」の同社ホームページからのダウンロードサービスを開始した。また、新製品である「AT-Vista Manager EX無線スマートコネクトライセンス」や関連ライセンスの出荷を3月30日から順次開始する。コネクトライセンスの価格は、1年間で1万4000円(税別)から。

AT-Vista Manager EXは、有線・無線に加えて多様なIoT機器を集約し、可視化による一元管理を可能にするというネットワークの統合管理ソフトウェア。

  • AT-Vista Manager EXの画面イメージ

新バージョンで拡張した主な機能は、無線エリア拡張機能である「AWC-SC」のサポート及び、マップ表示機能の強化の2点。

  • AWC-SCのイメージ

AWC-SC(AWC-Smart Connect)は、LANケーブル不要で無線エリアを拡張するという無線スマートコネクト機能。

無線エリアの拡張に加えて無線接続経路の冗長化にも対応し、より安定した無線LAN環境の構築も可能という。また、アクセスポイント間の接続関係はAT-Vista Manager EXのマップ表示で管理できるため、無線LANの管理においても容易な運用・管理を実現するとしている。

なお同機能は、AT-Vista Manager EX無線スマートコネクトライセンスの導入により利用可能となる。

  • マップ表示機能のイメージ

マップ表示機能の強化では、LAN/WAN/有線/無線の全てのネットワークを単一のマップで表示可能になったという。

また、トラフィックマップやトレースパス(tracepath)機能がWANを越えた通信においても利用可能になったとのこと。

これにより、ネットワークの構成に関わらない監視や拠点間通信の管理もより詳細に視覚化できるため、多くの支社や支店などを構える多拠点構成においても一元的な管理を実現するとしている。