SCSKは3月25日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)上で動作する、RADIUS・DHCPアプライアンスサーバである「RADIUS GUARD S」のAWS対応版を4月1日に販売開始すると発表した。価格は59万円(税別、200ライセンス)から。初年度20社以上への販売を目指す。

  • RADIUS GUARD Sの外観

RADIUS GUARD Sシリーズは、多様な業種・業界において主に無線LAN環境の不正接続を防止する認証基盤製品として好評を得ているという。

昨今の各種サービス基盤のクラウドサービス化と同様に認証基盤のクラウド化へのマーケットニーズに応えるべく、AWS対応版の販売を開始する。

これにより、クラウドサービス上での認証基盤の提供が可能となり、一般企業のみならず、公共機関向けの政府基本方針記載の「クラウド・バイ・デフォルト原則」に沿った導入も検討可能になるとしている。

同シリーズは認証・DHCPアプライアンスサーバとして、有線LAN・無線LAN・VPNと認証連携し、不正接続対策に必須なユーザー・デバイスごとのアクセス制御を実現するとのこと。また、1台での複数サービスの提供に加えて、保守運用の負担とコストを低減するという。

AWS対応版は、これまでハードウェア版及び仮想版のラインナップで提供していた同シリーズの機能を、AWS環境でも導入可能な製品。2019年12月に文部科学省が発表した「GIGAスクール構想の実現」の中でもクラウドサービスの利用を明記するなど、今後も多くの場面でクラウドサービスの利用が見込まれているとしている。