日立ソリューションズは3月25日、エンドポイント向けセキュリティ対策製品「秘文 Device Control」に、インターネットブレイクアウト機能を追加した最新版を4月28日から提供開始すると発表した。価格は税別でパッケージ版(買取ライセンス)が1万円/クライアント、サブスクリプション版(年間利用ライセンス)が5000円/クライアントとなり、買取ライセンスに保守費、サーバライセンスを含まないが、年間利用ライセンスには保守費、サーバーライセンスを含む。
同製品はデバイスの利用や接続先ネットワークを制御し、機密情報の漏洩を防止することができるという。最新版の特徴としてエンドポイント上でインターネットブレイクアウトを実現するため、テレワーク利用時でも指定したクラウドサービスについてはVPNを経由せずに、モバイルPCから直接インターネットに接続する。
これにより、VPNも含めた社内ネットワークの負荷を軽減し、従来はネットワークの負荷増大に対して、ネットワークの帯域増強や設備増設にかけていた対策コストの削減を可能としている。
また、指定したクラウドサービスだけモバイルPCから直接インターネットに接続させ、それ以外の通信は強制的にVPN経由で社内ネットワークに接続させることで、セキュアなテレワーク環境と快適なクラウドサービスの利用を実現するという。
テレワーク利用者が許可されていないネットワークに接続してしまうリスクをなくすとともに、デバイスへの情報の持ち出しを禁止する機能、利用者の操作ログを取得する機能などにより、モバイルPCからの機密情報の漏洩を防止する。