ヤマハ発動機は3月18日、ドローンの新機種として「自動飛行」が可能な「YMR-08AP」を発表した。価格は206万2,500円(税込)。

  • 「YMR-08AP」

「YMR-08AP」は、自動散布(オートパイロット)、専用ソフト「agFMS」によるルート作成を、ルート追従による作業性向上など「自動機」ならではの機能・性能を備えたモデル。2019年3月に発売開始した「YMR-08」同様、1回のフライトで1ヘクタールの連続散布が可能。散布装置の容量は10Lで、散布速度 13~20㎞/h。フライト時最大全幅は2,181㎜、フライト時最大全長は1,923㎜、全高は702㎜。

さらに、液剤散布装置の散布幅を4mから5m、自動機本体の速度と連動する散布速度を15km/hから20km/hに変更することによって散布性能を向上させ、粒剤散布装置の取り付けも可能で、内部ローラーを交換することで幅広い適用剤の散布が可能だという。

また、同社はスマート農業支援プラットフォーム「Yamaha Motor Smart Agriculture Platform」(YSAP)を展開しており、スマート農業に取り組む企業との提携を通じて、生育状況に応じた最適なタイミングにおける防除や追肥作業の計画管理も提供。農家や営農指導員の作業効率化を促進し、蓄積されたデータに基づいた防除・追肥作業を実現することで、より付加価値の高い農業経営の推進を目指すという。