ソリトンシステムズは3月18日、自治体のインターネット分離環境での新しいファイル受け渡し装置として「FileZen S」を開発し、4月1日より販売を開始することを発表した。
今回発売する「FileZen S」では、既存製品のFileZenの安心・安全ための機能は継承し、インターネット分離環境で「自分から自分」へのファイル受け渡しをシンプルに実行できるように改良されたという。
異なるネットワーク間でのファイルの受け渡しをドラッグ&ドロップで安全・確実に実行でき、一般的なファイル送受信システムにある宛先記入、フォルダ選択、メッセージ記入などの操作は不要。また、ネットワーク分離を画面イメージで再現し、ユーザーに情報セキュリティを適切に意識させる画面になっているという。
また、Votiro社およびOPSWAT社のファイル無害化製品と連携する機能を搭載し、ファイルの受け渡しを行うだけで自動的にファイル無害化処理が行われるという。これらの製品は今回、FileZen Sとの連携に限定した専用ライセンスが用意され、特別価格が適用されるということだ。
FileZen Sの価格は、ベースアプライアンスが88万円、ユーザーライセンスが4万円/100ユーザー・年~。